腰痛対策

腰痛のうち座骨神経痛の対策を書く

腰痛の中には痛みだけでなく、シビレも出るものもあります。

ドクターから「ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」もしくは「座骨神経痛」と診断された事のある方も多いと思います。

 

今回は「座骨神経痛」の説明から対策を書いていこうと思います。

 

 

まず説明からいきますと。

何本かの神経が、腰椎と仙骨の関節から5対くらい出て、ひとかたまりになってお尻の方から梨状筋を貫通し足に向かって降りていきます。

膝の上あたりで二つに分岐して、膝下の内側(脛骨神経)と外側(総腓骨神経)とに別れます。

 

神経って川の流れに似ていて、同じ流れなのに、特定の場所を通ると名前が変わったりします。

微妙に働きも変わります、川と同じで水質がいくらか変わるようなモンです。

 

座骨神経の影響範囲は、梨状筋あたりから膝の裏くらいまでです。

おしり~太もも裏ですね。

 

腰の範囲にはカスってすらいない、ってわかります?

 

腰痛 からの 座骨神経痛

 

は、ありえますけど。

 

座骨神経痛 からの 腰痛

 

は、ありえないんですよ。

論理的に。

お尻~太もも裏エリアのシビレや、感覚異常の原因としてならバッチリです。

 

 

実は、神経の圧迫から腰痛になるケースとしては、腰の実際の痛い場所より上の神経に問題があります。

そこの脊椎の関節から出ている神経が、何かで圧迫なりジャマされて症状が出ます。

いわゆる「神経圧迫」からの腰痛ならありますので、ご参考まで。

これと座骨神経痛を、ごっちゃにしている治療家の所はオススメしかねます。

 

で、梨状筋を貫通して、と書きましたが、たまにそうじゃないケースもあります。

 

最近リリースされた、某女神が転生するスマホゲームがあります。

そのキャラとして、天使だのワニだのを仲魔にするんですが、おなじワニでも種類が違うケースがあります。

異能だとか防魔とか素体とかで、手持ちスキルが違います。

 

 

人間の梨状筋も個体で違いがありまして、神経の通り道がひとりひとり異なります。

筋を迂回したり、ど真ん中を貫通したり、数か所貫通したりしてます。

 

そうすると、神経の圧迫されやすさが人によってちがうんです。

同じ負荷、筋膜のひきつれだとして、シビレのでるAさんと出ないBさんがいるわけです。

 

まぁ、対策としては変わらないので安心してください、解消しますよ。

 

対策はシンプルにストレッチをしましょうか。

梨状筋とハムストリングスもやれば鉄板ですね。

 

①梨状筋ストレッチ

あおむけに寝て両膝を立てる。

問題がある方の膝を内側へ倒す、

膝曲げの角度を数回変えて、お尻が伸ばしにくい(筋肉固い)角度で。

内側へ倒した膝をひっかけるように、反対の足首を倒した膝にのせる

ほっといても伸びるので、そのまま90秒キープ。

コレを一日1~2回、3週間くらいを目安にやると良。

 

 

②ハムストリングスストレッチ

イスでも机でもいいので、伸ばしたい足をのっける。

のっけた足のつま先を天井に向け、おへそをつま先に向ける

胸をはった状態で上半身をキープしつつ、お腹を太ももに近づける。

ハムストがイタ気持ちいい状態で30~90秒キープを一日1~2回、3週間目安。

 

これらで神経痛が原因で痛みのある人は、格段に楽になるかと。

骨折など別の理由がなければ効果はあります。

 

座骨神経痛ですが、きちんと知っている治療家は案外すくないです。

きちんと知っていないと、当然手も足も出ませんので施術を受ける側としても不安ですよ。

ちゃんと知識と技術のある所に行っていただきたいです。