その他

例えば、自分はこう腰痛に施術している

新年あけましておめでとうございます。

 

皆様、年末年始は決まった事をされる方もいれば予定を決めない方もいると思います。

自分は年末年始に使うダシを取るのがいつものパターンです。

昆布とかつお節でズンドウ鍋いっぱいにダシをとりました、年越しそばにもお雑煮にも使えるダシです。

道場六三郎先生もおどろくくらい大量に昆布とかつお節を入れます、年に1度のぜいたくです。

 

さて、今回は自分が腰痛などを施術するときに、どんな流れで行うか書いていきます。

実際、治療院でどんな風にやってもらうのか知らない方なんかは参考になるかなと。

 

まず、来院したら問診表を書いてもらいます。

以前ケガしたとか、糖尿なんかの病気があるかとか、いま痛いのはいつからかとか「患者さんが知らせておきたい事」をヒアリングしていきます。

 

そのあとに、対面で話を聞く問診というか医療面接をおこないます。

そこでは「患者さん自身が知らなかったけど痛みに関連する出来事」を会話の中で引きだしていきます。

家の食卓でいつも同じ方向を向いているとか、なにかしら趣味をしている時の体勢とか、歯医者の治療を途中で辞めたなどなどです。

 

話の中からあるていど「どこが原因で異常が起きているか」に目星をつけたら患者さんに触れていきます。

腰や首をうごかしたり、あおむけで足を上げたりしてもらいます。

前後左右や回旋動作を見て関節や筋膜の異常を見たり、神経圧迫テスト法をやって神経圧迫の場所を特定します。

あと、人によっては脈を見ます、経絡治療をする時にはエネルギーの流れをみていかないとどこのツボを使ったらいいかわからんので。

 

その次は、やっと施術です。

筋肉・筋膜をほぐしていったり、骨盤や骨格を矯正したり、軽い筋トレをしてもらったり、鍼灸を使ったりします。

この施術は「どこがどのように悪いのか」を突き詰めてからやっていきます。

重心のバランスや脈のみで判断するなど、ほかの見方から施術していく先生もいらっしゃいます。

 

その後は患者さんが痛みだけ取りたいのか、根本からなおしたいのかで変わってきます。

仕事や日常生活で根本から健康にならないと困るケースなら、痛みなどの原因が無くなるまで来院をすすめます。

まず、今回のトラブルの原因であろう事を分かりやすく説明してから対策を伝えます。

それからカラダのバランスを戻す体操や筋トレ、食事療法や睡眠の取り方など日常生活の注意点を指導します。

 

痛みを取るのは簡単ですが、よい日常習慣を続けてもらうのは難しいです、7割の方は途中で止めちゃいます。

しかし、半年くらいでまた同じように痛めて来院する方が多いです。

自分の施術を信頼して来てくださっている、って事なのでしっかり施術していきます、で、再び日常生活の注意点をくどいですが伝えます。

施術の流れとしては以上です、まだまだ修行中なのでこれから変化するでしょうが、ン十年治療家やってる人間の経験として参考のカケラくらいにしてくれればうれしいです。

 

捻挫などのケガの施術なら、固定期間とリハビリの期間を伝えて運動に問題が無くなれば終了で良いんです。

しかし、しつこい腰痛みたいな何回も繰り返すモノは根本から変えないと終わらないんですよね。

悪いパターンでなく、良いパターンを作っていって頂きたいと思います。

 

今年も、腰痛で困っている方の助けになるように地味に情報発信していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。