腰痛対策

立って歩くのに必要な殿筋の話

「殿筋」

 

むつかしい漢字ですね。

でんきん、と読みます。

 

いわゆるお尻の筋肉です。

イスに座るときにまずイスにくっつく部分ですね。

ジーパンの後ろポケットにスマホ入れて座ると壊れますよ。

自分はチョコ菓子を粉砕したことがあります。

 

殿筋は、グラビアアイドルとかじゃないと普段コンデションを保つ意識は無い所ですが、あなたの日常生活で無くてはならない場所です。

 

ここを使わないと歩けないし立てません。

もし、あなたが、歩けなくなったり、立てなくなる状況になったら、すごい困ると思います。

予備知識、って感じではないですが、知っといて損は無いと思います。

 

立つとき、歩くときの動作は非常に難解ですが、殿筋を使う部分だけザックリ抜き出します。

※難しさは、21世紀になっても完ぺきな2足歩行のロボが居ない事から推測して頂きたい。

 

歩行で重要なのは「中殿筋」「大殿筋」です。

 

まず、歩き始めはカカトからつきますよね。

その時、結構な衝撃が足~膝~股関節~骨盤~背骨~頭に抜けるんです。

でも、大殿筋がその衝撃の勢いを吸収してくれてるんで、歩くたびにムチ打ちにならなくてすんでます。

 

続いて、歩くときに片足立ちになる一瞬があるじゃないですか。

その時に、足をついてる方の中殿筋を使って骨盤が傾かないように支えています。

これが無いと、歩くたびに左右に大きくフラフラしてしまい、長時間歩くのがイヤになります。

 

 

ちなみに、中殿筋が使えなくなるとふらつきますが、2パターンあります。

 

足をついている方に傾く→デュシェンヌ歩行

足をついてない方に傾く→トレンデレンブルグ徴候

 

と、いう名前のある症状がついています。

 

 

あとは、立ってるときです。

 

お尻の筋肉では、大殿筋の骨盤がフラつかないように支えています。

その他、腕を前に出すような

「手を使う動作の時にカラダのバランスを保つために大殿筋を使って」います。

 

立ってるときに手を使う動作で殿筋を使ってるんですね。

あ、その時、脊柱起立筋の多裂筋も使っています。

このブログでは有名人ならぬ有名筋です。

 

歩くときや立つときには、殿筋の他、足首や膝やカカトや腸腰筋やら色んな筋肉や関節を同時進行的に使ってます。

1つ1つ強化することも出来なくはないですが、すげぇ手間です。

 

なので、

バランス良く立つ、とか。

気持ちよくスムーズに歩く。

というのは、それ自体があなたに合った非常に良いトレーニングになっているんです。

 

なので、休日とかに、ウチにこもっていて外出しない、とか。

外に出たはいいけど、カフェでずっと座っている、とかの方、もったいないです。

 

歩きやすい靴をはいて、気晴らしにちょこっと散歩、とか。

カフェで休む前後の買い物などでは、階段を使うとかのプチトレーニング的な事をからめるとステキです。

 

ほんの少しの工夫で、おいしい効果が期待できるので、ぜひぜひ取り入れて頂ければ、と思います。

 

でも、痛いとかツラいとかの時の無理は禁物ですよ!