会社には各業界にリーディングカンパニーがあります。
柿の種の亀田製菓、ジムのゴールドジム、アニメ映画のジブリ等。
このジャンルだったらコレ、って定番がありますよね。
腰痛にも当然あります。
たいていの人が味わった腰痛、あなたの時はどこが痛かったですか?
あててみましょう。
骨盤の上、腰椎3~5番のワキじゃないですか?
たいていの腰痛はそこが痛くなるんですよね。
理由は、そこ「多裂筋」に腰の負担のしわ寄せがくるからなんです。
腰は骨や関節、筋肉や靭帯などでできています。
ラーメンみたいなモンです。
スープがあって麺があり、具材が乗っかって、それらが全部どんぶりに入っている。
全部がそろってラーメンです、スープがないのはラーメンじゃないです、つけ麺です。
腰に注目してみます。
腰は、骨盤・背骨を軸に、筋肉と靭帯が支えあって構成していて、栄養を運ぶために血管が、動きや感覚を伝えるための神経が通っています。
どれかが働かないと腰が使えなくなります。
骨がつぶれても、関節や靭帯が動かなくても、筋肉が切れていても、血管や神経が圧迫されていても、腰は痛くなります。
腰痛の中では、上記の中で特に「筋肉」が原因でおこることが多いです。
動かして痛める、というより、同じ姿勢を保って壊れます。
筋肉は使う時ちぢむのですが、限界になるとちぢみすぎて繊維が食い込む大惨事になります。
まわりの筋膜も巻き込むと、さらにえらいことになります。
そんな腰の筋肉で2大勢力があります。
骨盤の上の方グループと、骨盤の下の方グループです。
まぁ、体幹の上と下の区分け、って意味です。
上グループの頭が腸腰筋と脊柱起立筋、下のグループの頭が殿筋とハムストリング、あたりかな。
とくに影響力が強い筋肉どもです。
体幹の上と下をつなぐ筋肉があります、実はさらにそれらのバランスを取る筋肉があります。
それが「多裂筋」です。
いわば第三勢力。
上と下の勢力バランスが同じくらいなら、争いも小競り合いくらいでおとなしいもんです。
しかし、有力なメンバーが動けない状況になると、一方がフルボッコにされます。
どっちかが天下取ると不具合(腰痛)がおこるので、第三勢力の多裂筋が弱い方に加勢します。
以外に強い多裂筋、だいたい引き分けに持ち込めます。
しかし、多裂筋にハードな負担をかけるので、そう何度も加勢はできません。
しかし、弱い方が人員を強化しないと多裂筋が駆り出され、働かされます。
そして、ある日、多裂筋に限界が来ます。
その時カラダの反応としておきるのが、「ぎっくり腰」です。
本来、バランスが取れていれば働く必要のない勢力。
しかし、一方が弱いため、援軍として呼ばれ、すり減り限界を迎える悲しい存在、多裂筋。
ココが悪いのではありません、ほかのバランスの悪いカラダが悪いのです。
今日も頑張る腰痛のリーディングカンパニー多裂筋。
なるべく負担をかけないように日々を送りたいものです。