現代日本では男女が平等に扱われている、とされています。
女性専用車両やレディースデーなど例外がありますが、これは弱者の部分を補うための救済処置でありましょう。
電車で被害にあわない方法は、車両を分けることがベストでしょう。
社会的に性差はなくなりつつありますが、身体面ではどうしても差があります。
男は出産できませんし、女は海パン一丁でプールで泳げません。
ホルモンのバランスにしても異なります。
さて、話を腰痛に戻します。
自分はひたすら治療院で施術をしてきた中で、腰痛の患者さんは大きく3タイプありました。
①男性、若人からお年寄りまで年齢は幅広い、小学生は少なかった。
②出産後の女性、育児で寝てないとか運動してないとか、手首の痛みも訴える事多し。
③年配の方、男女問わず。
なにかしら理由があって腰痛になるのはもちろんですが、実は圧倒的に「腰痛の若い女性」が少なかったです。
友人で柔道をしている若い女性は腰痛でした、おそらくすべり症でして、そうとうヒドイものでした。
柔道でガンガン動いてガンガン投げていたので、腰への負担は凄かったようです。
男性は年齢関係なく腰痛になりえる。
年配者は脊椎の変形が影響して、神経痛だったりヘルニアになりやすくなっている。
出産後の女性は、骨盤が大きく動いた後だし、妊娠出産で骨盤内臓器の細かい血管を傷つけたり運動不足で筋肉が弱くなっているため腰痛になりやすい。
若い女性は、腰痛とはあまり縁がないようです。
毎月ある数日の出血で、腹痛にはなりやすいですが。
ここで、なぜ腰痛になりにくいか仮説を立ててみました。
①股関節、胸椎・腰椎の柔軟性が男性より高い。
②フラットバックでなく、反り腰気味の人が多い。
③毎月の出血で骨盤内臓器の血行が良い。
④骨量が男性より少ないので、少ない筋肉でカラダが支えられる。
⑤女性ホルモンの分泌が多い→腰痛になりにくい作用がある?
あくまで仮説なので、正解はコレ!と断言することはできないのでヤキモキします。
個人的には、柔軟性の違いが大きく腰痛のなりやすさと関連しているんじゃないかと思いますが、どうでしょうね。
ただ、なりにくい傾向があるだけで、腰痛にならない事ではないです。
腰の筋肉バランスを壊したり、筋肉が弱ったり、関節に負担をかける動作を続けたりすれば当然腰痛を引き起こします。
さっきの柔道少女の例のように、です。
実際、家電製品の発達した現代では、腰に負担のかかる動作、子守りとか川で洗濯とか水くみをする事も少ないでしょうから、女性の腰の負担も減ったと思います。
そのかわり、クーラーによる冷え症・ヒール履いて歩く事での指の異常・スマホやパソコン作業による首の筋肉への負担で頭痛、など女性に起こりやすい事柄もあります。
腰痛に関しては、若い女性は腰痛になりにくい傾向がありますが、絶対ではありません。
痛めそうな動作や習慣を避けて、健康な毎日を送って頂きたいものです。