世間は、中国湖北省・武漢発祥の新型コロナウィルスで大変な事になっています。
その影響で日本ではテレワークが全盛になり、2020年4月現在、背中や首がえらい事になっている人が多いです。
『人に接触したくないけど、どうにも辛くてしんどいので来た』と来院する方がこの所メッチャ多いです。
しかも、皆がかなり似ている状態になっているので、いっそのこと解決策を教えます。
目次
テレワークで辛くなるのは『巻き肩』のせい
結論から伝えると、合わないポジションでパソコン作業してるんで猫背になり、
さらに胸筋がちぢんで肩が前にズレる『巻き肩』になって、背中が痛んでます。
『フォワードショルダー』という状態なので
『前方変位肩関節』ってのが正しいんでしょうが、わかりづらいんで『巻き肩』と患者さんには言ってます。
ちなみに、先週は巻き肩だけで16人施術しました。
巻き肩が首や背中を痛める
この巻き肩、肩甲骨の位置をカラダの正面真ん中に思いっきり引っ張ります。
んで、肩甲骨を背中にキープする筋肉を常時ひっぱり、痛めつけてます。
引きちぎってブチブチ切れるイメージ。
僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋
腕を使う作業でメチャメチャ使うんで、そこがヤラれるとしんどいです。
とりあえず首や肩をケア、そのあと原因の巻き肩を退治
つらくて痛い首と肩。
まず痛い所をケアしましょう。
①首の横&後ろストレッチ
まずアゴを軽く引きます。
その後、左右好きな方から首を横に傾けます。
曲げた方の手を、頭にのせます。
手の重さを感じつつ、30秒ほどキープします。
それを左右1回づつ。
今度は後ろを伸ばしましょう。
アゴを軽く引き、下を向きます。
その後、両手の指を組み、頭に乗っけます。
そのまま、腕の重さを感じつつ30秒キープ。
これだけで首と肩が大分ラクになりますよ!
②肩のインナーマッスルもみほぐし
次は首・肩を下に引っ張るインナーマッスルをほぐします。
左手で右の肩甲骨をつかんで下さい。
わきの下に親指が、ほかの4本の指が背中側の肩甲骨をさわる感じ。
そのまま、そこをもみほぐします。
2分くらいかな?
けっこうゴリゴリしている部分がほぐれるはず。
その後、肩を回すと軽く動かせるはず。
③巻き肩を矯正する『胸筋ストレッチ』
最後に巻き肩を矯正しときましょう。
肘と肩を90度曲げる体勢で、胸筋をのばします。
真横に腕を伸ばす、そのまま肘を曲げて指先を真上に向けます。
肘から先の部分を壁でもドアでも柱でもいいので、接触します。
接触している部分は放しません。
そのまま上半身を腕と反対方向にねじります。
ねじった後、足も同じように踏みかえてあげると、キープするのが楽です。
これを30秒~90秒、1回できればいいですが、作業後にマメにやるのもおk。
ひさびさですが、いま流行の痛みの対策を書いてみました。
あなたのより良いテレワーク業務の参考になさって下さると幸いです。