寒い冬は眠りやすいです。
体温を保つためか、体力を回復させるためか、とにかく眠いです。
その他、お腹いっぱいになっても眠くなりますし、リラックスしても眠くなりますよね。
自分が鍼灸や整体などで施術している時、コレは確実に効果はバツグンだろう、という手ごたえの時があります。
その後も患者さんへ施術を続けるんですが、たいてい寝息をたてて眠りに入ります。
冬場に入ってから、とても多いです。
施術は、鍼灸にしても整体にしても、血流をよくして疲労物質などをカラダの外へ出す効果があります。
同時に、副交感神経が活発になり、リラックスすると同時に施術効果がハネ上がります。
その他に、治療者としての体験から、もう1つの眠くなる状況というのがあります。
冬場に多いですが、腰や首に適切な施術を受け、筋膜の癒着をはがしたり筋のコリをちらしてあげると、気持ちよく睡魔におそわれて眠ってしまう人がとかく多い。
今日も二人、夢の世界へつれていきました、イビキつきで。
酸欠状態に近くなってる問題のある部分、つまり痛みや異常のある部分に酸素が血流から送られると、カラダが回復させようとするのか、なにかの働きで眠ってしまうようです。
これについて、論文をなにがしか探せばあるかもしれませんねぇ。
時間をつくってみましょう。
今日の施術のメニューなど、書いておきましょう。
腰痛の患者さんには、シンプルに筋の緊張をとる手技を使いました。
ふくらはぎと足首からゆるめ、太もも臀部をほぐし、背中と腰にソフトなディープトランスマッサージを行いました。
20分ほど行った後、あおむけになるよう伝えても反応が無く、グーグー言ってるので少しゆさぶるとガバッと飛び起きました。
太ももの後ろに筋膜の癒着があったんで、痛みが無いようにはがした辺りから背中・腰の緊張がゆるんだのがわかったので、その辺から睡魔がきたようで。
首・肩の患者さんには、筋肉を1つ1つとらえつつ、残さずほぐしていきました。
あおむけで胸鎖乳突筋、肩甲挙筋、僧帽筋、板状筋…などなど、首周りの筋肉をすべてほぐしていき、最後に後頭下筋群の筋膜リリースをかけました。
リリースまでくると、ひかえめにイビキをかいていたので、ソフトな手技療法のみで頸椎の微調整もしておきました。
効く手技療法と、患者さんが「しっかりやってもらった感」の出るやり方は違います。
「もっと強くグイグイやってくれ」ってなってるのは、筋膜が硬くなってる証拠で、押され慣れすぎてしまい筋膜・筋肉自体が硬くなってしまってんですね。
それにあわせると悪化させる事になるんで、1回は筋膜をゆるめているから効いていると説明するんですが、「もっと強く」とリクエストされてしまうと、治す方でなく満足して帰ってもらう方を自分は選びます。
気持ちよく寝てもらうと、弱めの力なんで「やってもらった感」は無いですが、効果の高い手技療法を使えるのでやりやすいんですよね。
カラダは賢いです。
長く使えるように、回復しやすいようになど欲求を利用して、知らず知らずのうちに操作してくれています。
動きたくなったら動いて、あくびしたくなったらあくびをしましょう。
眠くなったら眠りましょう、徹夜はカラダとココロを傷つけます、徹夜で維持してる仕事はムリがきてますから注意ですよ!