どうも、神保です。
パピコの消費量が増えて困ります、チョココーヒー最高。
さて、前回に産後の骨盤矯正について書きなぐったんですが、婦人科疾患に骨盤調整ってかなり有効な手段なんだけど、あまり知られていないんじゃね?と思い、他のケースも書きたくなり、今回の題材をチョイスしてみました。
生理痛の激しい人に骨盤矯正をやったら良くなる、というのを知ったのは修業時代でした。
同僚に20代の激しく気の強い女性柔整師がおりまして、彼女とお互いに色んな治療手技を「実験」していた時期がありました。
頸椎の回旋手技とか胸椎の立位矯正とか、振り返ってみると「なまくらのナタで力いっぱいチャンバラ」みたいな危険な行為をしていました。
失敗例の方が多かったのですが、成功することもあり、骨盤矯正で激痛の生理痛が無くなったのも成功例の1つでした。
理論の前に実践ありきでしたが、生理学などを紐解いてみると、効果の理由となるものがいくつか出てきました。
生理痛の原因として、骨盤内臓器(膀胱とか子宮とか)の位置が下がっちゃう、内臓の位置異常で血流が悪化する、ホルモンの一種プロスタグランジンの作用で子宮が激しく収縮されて痛い&プロスタグランジン自体が分泌されるだけで他の痛みがさらに増すから痛い。
ってな理由がざっくり探しても出てきました。
改善してしまう理由の仮設としては。
骨盤内臓器の位置が下がるのは、骨盤矯正することで改善できます、下を閉めれば下に落ちないからね。
内臓の位置異常も、骨盤調整からの背骨の調整でイケる。
プロスタグランジンについては、「経血がスムーズに排出されないと出るまでホルモンもガンガン出まくる」っていう性質を利用し。
内臓の位置異常から来る血流悪化を改善→子宮に血行が十分回る→必要分以上の血液が確保できる→経血がしっかり出せる→経血がしっかり出せるからホルモンの追加分泌が無い。
辺りが有力なんじゃないかしらんと思っております、他にあったら後学の為ぜひとも教えて頂きたいです。
この血流ってのが自分は最重要と考えておりまして、血行促進を人生で追い求めると生命力にあふれた人生を送れると思っております。
(他に細菌とかリンパとかホルモンとか生体エネルギーとかありますが、それらは何かの機会に書きなぐりますのでお楽しみに)
極論を書きますと、水を飲むのも、筋肉をつけるのも、運動するのも、サウナや風呂に入るのも血行促進のためであります。
婦人科疾患では、血行悪化で出る疾患が多いです。
全てに効くわけではありませんが、血流促進や内臓の位置異常の回復としては骨盤矯正が有効であると思っております。
どっかに論文ないかな、引っ張って引用できたら正当性が増すんですが。
ただ、強く痛んだり、レバー状の塊が大きなものだった場合は、子宮内膜症などの内科的疾患も考えられるので、骨盤矯正で全てOKとはいきませんのでご注意ください。
あなたの回りの大切な女性が生理痛で苦しんでいたら「骨盤矯正でラクになる人もいるらしいよ」と言ってあげるだけでも感謝されるんじゃないでしょうか?
そんなわけで、またの機会に。