腰痛についての知識

腰痛と距骨下関節に関連がある、という話

あなたの家には、水道の蛇口があると思います。

 

この蛇口、たいていは一番近い浄水場につながっています。

たとえば浅草でしたら、金町の方に浄水場があり、そこからきれいな水がきています。

もし、そのルートの途中で隕石が落ちるとか、宇宙怪獣が穴を掘るとかしてしまうと、蛇口をひねっても水が出なくなるわけです。

 

関連がないように思えても、実は関連があった!ってことは案外多かったりします。

 

腰痛と、足まわり腰まわりの筋肉や靭帯は関連がありそうにみえますね。

実際、関連あります。

 

タイトルの、「距骨下関節」って聞いた事ない人がほとんどではないかと。

そもそもドコにあんの?って質問がくると思います。

 

距骨下関節は、カカトの骨の上にあり、ひざ下の大きな長い2本の骨の下にあります。

入手困難な資料をゲットできたので、こちらに置いておきます。

知人宅にあったスケッチブックより抜粋

 

この関節のはたらきだけで、1冊本が書けちゃうくらいの重要な場所です。

要点だけざっくり説明しますと、歩行時のバランス取りの重要なポイントであり、下半身だけでなく全体の動きの軸の1つのコア、になっています。

 

ここがうまく使える事で、下半身の負担がへり、腰痛にその分なりにくくなります。

 

意外ですよね、まさかそんな関節がカラダに影響しているとは思ってもみないはずです。

 

ちなみに、その距骨下関節、ジャマする事もできます。

フカフカ動いてバランスを取っているのですが、動きを止めればジャマできます。

大きく2つご紹介します。

 

①足の親指と人差し指以外の指の間にモノをはさむ

②土踏まずを下から押し上げる

 

距骨下関節と足の指は連動しています。

興味深いことに、親指とそのほかの指でユニットを組んで活動しています。

 

どういうことか、といいますと。

足の親指単独、人差し指~小指でまとまって動くときは問題ないのですが、人差し指~小指のどこかで連動のリンクを切るとカラダの出力が落ちます。

 

ためしてみましょう。

 

まず、ごはんを炊く電子ジャーかダンベルを持ち上げてもらい、重さを覚えてください。

次に、左右の足の人差し指~小指の開いてないところに、ティッシュを3センチ角くらいに切った奴を半分に折って差し込んでください、左右同じところに1つづつでOK。

それから、もう一度電子ジャーかダンベルを持ち上げてください。

重く感じるはずです。

 

カラダの連動リンクを切ったので、パワーが落ちました。

ティッシュを取れば戻るんで、安心してください。

 

あとは土踏まずです、そこにハンカチとか丸めて入れると、これでも連動リンクが切れます。

こっちはやらない方がいいです、すぐ戻んないんで。

 

足の距骨下関節の動きをジャマすると、ロクなことが無いばかりか、カラダのバランスをくずし、ひいては腰痛などになりかねないので、注意です。

 

五本指ソックスはオススメ出来かねます。

はだしはもちろん、ゾウリやビーチサンダル、足袋やゲタなんかはいいですね。

靴のインソールなんかでも、距骨下関節の動きをサポートしつつ足の疲労を出にくくしてくれるモノがあります。

自分が長年愛用しているモノがあります。

コイツで3つ目です、さすがにもう新調するつもりです。

 

職場では、運動靴にコレのバージョン違いを入れて使っております。

スタッフはエレベーター使わないので、自分も毎日階段のぼりまくりですので、このインソールに頼っております。

1つ難点があって、自分でこのインソールを切って加工する必要があります。

加工しないで使える種類もありますが、中敷きとして足裏全体をサポートしてくれるモノの方が効果が高かったです。

 

この意外な距骨下関節、まだまだメジャーではありませんが、重要な部分です。

ぜひ、ここをうまく使って動きやすい毎日を送っていただきたいと思います。