どうも、神保です。
このところアイスコーヒーばっかり飲んでましたが、そろそろ温かいコーヒーが飲みたくなってきました。
季節の移り変わりを感じます。
さて、今回は『骨盤矯正』をするとき、具体的にどこをどうするか書いていこうと思います。
こんな感じで骨盤はありますね。
上の図では、背骨の一部と足の骨の一部が見えてますが、その二つを除外したものが骨盤です。
真ん中の「仙骨」、両脇の「腸骨」が組み合わさって「骨盤」を形成しています。
んで、よく「骨盤がズレてる」というヤツですが、ざっくり3つの箇所のズレを言います。
①仙骨と腸骨がくっついてる場所「仙腸関節」
②仙骨と背骨のくっつく所「腰仙関節」
③あとは「仙骨」自体の位置がズレる
①と②を調整する先生は多いですね、実際この2つに異常があるケースが多いし、矯正すると効果は高いです。
③を矯正する先生は少数派かもしれない、仙骨に対するイメージが「1個にくっついている骨」と見るか「5個以上の骨からできている部分」と見るかで手技の狙う範囲が変わってくるから。
「仙腸関節は動かないモノ」と思っている治療家が身近でいたが、彼は骨盤矯正を信用していませんでした。
動かないなら矯正できないもんね、彼は理論に基づく行動をしてました。
しかし、実際は動くので矯正できるわけです。
仙骨は成長とともに一つにくっついて動かない、と昔むかしに解剖学の授業で学びました。
…本当かなぁ?
ここも靭帯で固定されてるけど、ちょびっと動くんじゃないの?
引用する論文があればのせたい所であります。
話を戻します。
骨盤矯正は、①②あと③の箇所を正しい位置に矯正し戻していく手技です。
弱い力で長時間押し込むのではなく、一瞬だけ強い力で押し込む技を使います。
カイロプラクティックの手技やトムソンテーブル、場合によってはアクチベーター等で細かいポイントを狙い矯正していきます。
まれに長時間の締め付けで矯正する方法を行う先生もいるが、主流ではないような。
個人的にトムソンテーブルが使いやすいので、自分は骨盤矯正の必要があったらトムソン使ってますね。
いまの職場にあるヤツは移動式で立位→うつ伏せが出来るから、ぎっくり腰の患者さんでも使えるから便利。
トムソンテーブルに寝てもらったら、「ディアフィールド下肢長検査法」という、どこに異常があるか判別するチェックをします。
首か骨盤か仙骨か背骨か狙いをつけてから矯正します。
トムソンは、ベッドの部分部分が1センチ弱落ちる勢いを利用して矯正していく。
コイツは細かい矯正が可能なベッドなので、全身を短時間で念入りに矯正できます。
細かい矯正が可能だが、細かい判別が出来ないと無意味なので注意。
むろん、トムソンだけでなく他の技術でもぜんぜんイケます、達人の先生は道具でも素手でもキッチリそろえてくれますんでご安心を。
結論
骨盤矯正はおもに「仙腸関節」「腰仙関節」「仙骨」の位置を正す技術。
1行でまとまってしまった所で、今回はおしまい。
ではまた。