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寒さで体調を崩す人は、お灸をやると人生変わるぞ。

関東は、このところ雪が降っております。

先日、寝坊してヒートテックをはき忘れた日に雪が降り、とんでもなく寒い思いをしました。

患者さんでも、この寒さで体調を崩し、腰痛や寝違えなど、あちこち不調になる人が多いです。

そんなこんなで今回は、寒さからの冷え対策としてお灸をガツンと提案いたします。

 

お灸、よく聞きますが、実際やった事のある方は想像以上に少ないです。

とくに関東ではお灸の文化がメジャーで無いので、基本的な使い方も知らないし、薬局でも普通には置いていません。

あんなに効くのに、なんで置いてないんだろうと激しく疑問です。

 

基本的な流れを書きましょう。

 

カラダに置く

火をつける

適当なところで消すか燃やしきる

温かさ、もしくは熱さを感じるまでやり続ける

 

コレだけです、簡単です、火が使えれば幼稚園の子でも出来ます。

道具をきちんとそろえようとすると、手間なので、お灸の本体のモグサかその代用品とチャッカマンみたいな長いライターがあればいいです。

本来は、モグサを指で形作ってお灸として使用します、が素人には大変です。

代用品はそんな手間がいらなくて、シールはがして貼るとか、水につけるとくっつくとか簡単にセット出来て、あとはライターで燃やすだけという親切設計。

 

「カマヤミニ」や「柔」なんかは専門家でないと入手しづらいですが、ネットなら簡単に買えるかと。


せんねん灸の火を使うタイプなら、薬局でもあったり取り寄せてもらえたりできるので、ネットショッピングに抵抗のある方でも安心かと思います。

 

で、あとはどこに使うか、ですが。

本来は鍼灸院にいって施術をしてもらった後、赤ペンかマジックなんかでその方に効果が出るツボをカラダに印をつけてもらうんですね。

それで、ウチに帰ってからでも家族の人にお灸をすえてもらい、体質を改善できる、というわけです。

 

キチンとした鍼灸師に脈診してもらい、ちゃんと取穴(ツボのチョイスと思って)してもらったツボはバリバリ効きますから。

それがウチでも出来るとしたら、本当にすごい事なんですよ。

流行ってないけど。

 

ここまで読んでくれたあなたに、内臓とかに効くツボとエネルギーを回復させるツボをお教えします。

ぜひやってみてください。

 

内臓とかに( ・∀・)イイ!!ツボ 足三里

膝の皿の外側下縁から、さらに自分の指の横幅4本分(人差し指~小指の第二関節のハバ)

足には2本の骨がありますが、その間。

なんとなく指をなぞっていくと止まる場所がある、はず。

そこです、そこにお灸を熱くなるまですえて下さい。

 

沢山歩く前なんかでも効果絶大です。

江戸時代には、ここにお灸しない奴と一緒に旅をするな、という格言がありました。

松尾芭蕉もそこのお灸を多用した事で有名です。

 

次はエネルギー回復のツボです。

湧泉です。

人体のエネルギーと特に関連の深い、腎経というラインの冒頭にくる有名なツボです。

コイツは足のウラにあります。

人差し指と中指の間を指でさわり、そのままカカトの方になぞります、土踏まずと足先の皮膚の境目にあります。

 

エネルギーが泉のように湧くというツボです、ヤバイです。

ここにも思う存分お灸してください。

疲れとか冷え症とか、大幅に改善できます。

 

ツボへのお灸は毎日やって3週間はつづけて欲しいです、やけどしたら少々休みますが。

薬なんかより、自分の経絡の流れを強化できるのでとてもいい療法ですよ。

江戸時代は、みんなとんでもない距離を歩いていましたが、このお灸のケアの助けもありました。

ぜひぜひ、お灸をあなたの生活に取り入れてみてください。