腰痛についての知識

トムソンテーブルの施術の流れを教えます。

道具というものは便利なもので、人間の労力を減らしてくれます。

 

 

ライターやマッチが無い状態で火をつける状況なら、あなたはどうします?

火のおこし方の知識、材料をあつめる能力、火をおこす体力、など色々なものが必要ですよね。

 

でも、ライターやマッチがあれば一瞬で火がつきます。

当たり前のことではあるんですが、実はすごい事なんですよ、これ。

 

整体とかカイロなんかの分野でも、効果を高めるために道具を使うことはあります。

沢山道具は開発されてまして、シャーペンみたいなものとか、トンカチとクサビを使うとか多種多様です。

そんな中で「トムソンテーブル」は、正しく使えばカイロプラクティックの術者の精度を上げてくれるスグレモノなんです。

古い飛行機を近代化改修するような、パソコンのグラフィックボードを乗せ換えるような、パワーアップ感があります。

 

自分はこのトムソンが大好きで、自宅に欲しいくらい、邪魔になるけど。

ゼニスシリーズ最高。

 

このトムソンは、使うと人体が透けて見えるとかの能力は身に付きません。

うつ伏せ・仰向けに寝たときに、部分部分のベッドの場所が1センチくらい落下するだけです。

高級モデルになると、自動で垂直になったりできます、腰痛でかがむのが出来ない人を寝かせるのに重宝します。

 

おもにこの「落下」を利用してカイロをしていきます。

自分は通常のカイロも出来るんですが、こちらでカイロをやると精度が10倍くらいあがります、マジです。

 

使用法を覚えるのに1か月、慣れてくるのに3か月、使いこなすのに2年かかりました。

もっと早い人もいるでしょうが、使いこなすのに練習が必要な道具です。

簡単な説明書と詳しい専門書を入手しましたが、実際にセミナーに何度も行って練習と座学を反復したのが身に付きました。

 

カイロの補助道具なので、カイロと同じくカラダのゆがみを見つけてから解除していく形です。

トムソンの場合は、足の長さの左右差・首の回旋からくる背骨のゆがみ・骨盤のかたむきによる足の上げにくさ、をチェックしてからズレを修正していきます。

このカラダのゆがみを取っていく作業の事を、自分は「錠前」を「開錠」していく作業ととても近い作業だと思っています。

 

実際そういう行為は現実ではした事はないですが。(FALLOUT3ではひたすらやってましたが)

施術のあと、ゆがみが取れて患者さんがカラダが気持ちよく動いて驚きの声を出すのがうれしいんですね。

 

施術の流れとしては「動きの悪いところの確認」「施術」「改善したかどうかの確認」をします。

首や腰を動かしたりして、悪いとこのアタリをつけます。

 

施術では、「トムソン下肢長検査法」というチェックから行い、落下させる場所を決めます。

首を左右向いてもらう、両膝を曲げる、膝をのばしたまま足を後ろにあげてもらう等です。

首や骨盤を落下させてゆがみを取っていきます、あおむけでも落としたりします。

 

その後は確認だけ。

シンプルです。

 

骨盤を、動きやすくしすぎる時もあるので、トムソンをやった数時間は足を組むなとかアドバイスをするのも忘れずにおこないます、けっこう動くんでヘンなクセがつくと面倒ですんで。

 

首とかバキバキされるのが怖い人とかでも、トムソンの施術は快適に受けられます。

これも一定レベル以上の治療者でないと逆に痛めかねないので、注意が必要ではありますが。

 

「カイロのバキバキが怖いんですが、トムソンでソフトな施術が受けられますか?」とか電話で聞くとしあわせになれるかもです。

ぜひ参考になさってください。