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不良姿勢は体に悪い


現役の柔道整復師鍼灸師で、いろんな方の腰痛解消しまくっている神保です。

 

これから不良姿勢について解説していきますが、ずばりタイトルがそのまま結論です。
不良姿勢はカラダにいいこと無しです。

どのくらい悪いか書いていきます。

 

不良姿勢のデメリット

・モテない
・呼吸が浅くなる→疲労たまったり睡眠の質が落ちる
・首・肩・背中がこる
・成長期だと側弯症になる可能性がある

 

本当にデメリットです、あなたは姿勢がよくなりたいですよね。

 

順に、かみ砕いて説明していきます。
最後に「誰でも簡単に出来る姿勢を良くする体操のやり方」を書いておくのでご覧ください。

 

 

物もカラダも正しく使わないと早く壊れる


腰痛は体の一部である腰を正しく使っていないから起こります。

例えばテレビ、放送された映像を視聴するとか、ゲーム機を繋げてプレイするとかなら10年は普通に使えると思うんです。
でも、テレビの画面で蕎麦を打つとかダンベル代わりに使うとかフリスビー代わりに投げるとかしちゃうと、すぐぶっ壊れると思うんです。

腰は程よく歩いたり走ったりすることで正常をキープできます。

 

大人なら、毎日何時間も座りっぱなしの生活を3年もしていれば、腰は正常ではいられなくなります。
運が良ければ腰痛を回避できるかもしれませんが、首や背中に負担が来てもおかしくない。

 

「おれ30代男!仕事はデスクワーク中心で腰痛もち!座りっぱなしがいけないんだって?サークルでテニスしてた時は腰痛にはならなかったから、またテニスしたり走ってみるかな?」

 

なんてあなた、油断禁物です。
下手したら腰痛が悪化してヘルニア併発し、足シビレるかも。
いま足シビレてるあなた、10分歩いたら痛くて歩けない、とか悪化する可能性もあり。

 

デスクワーク腰痛の原因は大体が腸腰筋の短縮がほとんどと言っていいでしょう。
良くて反り腰、こじらせるとフラットバックや円背みたいな腰部後湾になります。

 

反り腰で腸腰筋やハムストリングが緊張しているのに、そこを重ねていじめる事になります。
ランニングしたりテニスの打ち返す動作みたいに体幹、腸腰筋、ハムストリングの緊張がさらに高まり、腰痛や腸骨の変位が生じ椎間板に負担がかかる。

筋肉のバランスも崩れる、足の左右の長さも変わる、骨盤・仙骨の位置が不安定になるなど、いい事ないです。

 

デスクワーク中心の現代では座る姿勢が最重要


自分に合わない高い椅子に座ると、腰が反り大腰筋が緊張します。

すごい下に机があって、見下ろす形ならその限りではないです。

 

高い椅子がダメなら低い椅子はどうなるか?
フラットバックや円背が加速して、どんどん姿勢が悪くなります。

 

股関節が屈曲した座位で、日常的に腰を反るor丸めると、骨格はキープするとしても筋肉が楽をしようとして力を入れなくても姿勢維持が楽になるように縮んだり固くなってきます。

運動で筋力を強化すると動く時のパワーが上がる、実は同時に姿勢維持のパワーも上がっている。
バレエダンサーやサッカー選手がいい例かな、何かしらで動画を見て欲しい。

しかし、見ているとおかしい事に気づくはず。
なんか腰、そってるなぁ、って。

 

反らせる筋肉 > 反らせない筋肉

だと、当然腰は反る。

『強化はしたいがバランスを崩したくない』
そんな時は、反らせる筋肉と反らせない筋肉のバランスをとればいい。

まずは効果的なストレッチ、さらに反らせない筋肉の強化、そして日常生活で腰の原因になりそうな事を減らしていくようにするのがおすすめ。
ここで腰を反らすとめっちゃ痛い、前屈できないという人は接骨院なり鍼灸院なりで治療を受ける方が先かと。

 

反り腰対策の簡単な体操

①アキレス腱伸ばしの体勢になり、後ろの足の膝を床ギリギリまで下げます。
下げた側の骨盤の内側~腹筋あたりが何となく伸びている感じがあればなおよし。

痛くない程度でそれを90秒キープ、左右おねがいします。

きつかったら手で体を支えてもいい、これで大腰筋の硬さがゆるむ。

 

②壁に後ろ向きになり、かかと、おしり、肩、後頭部を壁にくっつける

反り腰の強い人は腰と壁に隙間ができるはず、そこに左右やりやすい方の握りこぶしを入れる。

まだ隙間がある人はタオルなどを巻き込んで隙間をなくそう。

そこから体幹全体を使って腰を壁に押し付けるようにして10秒圧迫を5回、息を吐きながらやってみよう。

慣れてきたら5回を10回にしてほしい、これで腰椎の正常な湾曲を作れるし、腹筋や腸腰筋のトレーニングになる。
やる期間は3週間、1日1分で体が変わるのが実感できるはず。

 

腰痛にも種類があり対策がおのおの違います。
でも安心してください、ちゃんと改善できます。