どうも、神保です。
最近のアイスの進化には驚かされました。
わらびもちアイスが想像以上にわらびもちでした。
何を言っているか分からないと思いますが、ハイスピードとかそんなチャチなもんじゃ断じてなく、恐ろしい物の片鱗を味わいました。
もっと色んなアイスが出てくればいいですね!
さて、今回は座位と立位でどっちが腰につらいか書いていきます。
某椅子の幼児番組(みいつけた!)は無関係です。
腰痛って、いろいろメカニズムが判明して来ていますけど、まだ具体的にコレといったエビデンス(論文に裏打ちされた判明している原因、と思いねぇ)が少ないのが現状。
個人的で主観的(自分が経験してきたことや、施術で積み重ねた経験などから)には、あの腰痛の原因はコイツで決まリングとかありますが。
腰痛の定義の1つとして椎間板への負荷を考えてみる
『腰痛』だとぼんやりした意味になってしまうので、腰の骨の間にある『椎間板』がどんくらい圧迫されるか、で負担の目安としていきます。
ここでも信頼に足るデータが存在します。
腰痛の世界では古典的ともいえますが、1976年のアルフ・ナッケムソン(Alf Nachemson)先生のデータ(姿勢と椎間板内圧の関係)です。
立った姿勢の椎間板の内圧を100点とします。
すると。
あおむけ寝 25点
横向き寝 75点
20度お辞儀 150点
20度お辞儀して重い物(20㌔位)持つ 220点
椅子に座る 140点
椅子に座って20度お辞儀 185点
椅子に座って20度お辞儀して重い物(20㌔位)持つ 275点
椅子でお辞儀で重い物がダントツの1位ですね、100点中275点ですよ、チートですかコレみたいな数字ですね。
ナッケムソン先生のこのデータで、アメリカの労働環境が改善され、ヨーロッパではレジ作業も労働者の負担を減らすために椅子をうまく使い行われるようになったようです。
ヨーロッパの人は、ナッケムソン先生の母国スウェーデンに足向けて寝れませんよ!
これをふまえると、椅子でお辞儀で重い物が一番数字が多いから腰痛になりやすい?
数値の指標にはなりますが、ハズレです。
実際ナッケムソン先生も、この数値と腰痛がまんまイコールにならないと言及されています。
日常生活での負荷を調べてみよう(人道的?に)
じゃぁどうすんのさ、人体に圧力センサーブチ込んで観察計測すりゃいいんじゃね?でもやれないよねアハハって思ったら、実際やってた方々が居ました。
やってた方々が居ました。
やってた方々が居ました((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
スイスのウィルク(Wilke.H.J)先生達です(*´Д`)
1999年4月の『日常生活における椎間板内の圧力の新しい生体内での測定』のデータです。
45歳70㌔のおっさんの腰椎の4番と5番の間に圧力センサーブチ込んで24時間観察計測してました。
安心してください、手術もできる位の滅菌された空間内ですよ。
歩く座るとかはいいですが、走らせるとかムチャな事もやらせてます。
そこで分かったことは
・ナッケムソン先生のデータと相関関係がみられた
・筋肉の活動が圧力を増加させる
・動いて椎間板の圧が変わることで、椎間板の中に栄養が行くようになってる
・座位が立位よりも軽い圧力の時もあった
という事でした。
結局どういうことなのさ、っと
すごい分かりやすく、かみ砕いて書きますと。
『座るにしろ立つにしろ、バランスの悪い余分な力の入った姿勢だと椎間板にえらい負担がかかる』
って事だと思います。
腰痛対策の観点からすると、椎間板が喜ぶやりかた、つまり
『重心のバランスが良いポジションでいつも気持ちよく動いてる事』
が大切だと思います。
立ちっぱなし、座りっぱなしでは椎間板におなじ圧力がかかるので、栄養が行くより負荷がかかるだけになりツライですよ。
椎間板以外でも筋肉のこわばりとか出てくるので、なおさら腰によくないです。
椎間板の圧は、確実に腰痛の原因の1つです。
なので、全ての腰痛に通じるとは言い切れませんが、腰痛の数値化としては分かりやすいモノサシと言えます。
背骨や骨盤がクセがあり、バランス取れてない方は、腰痛などになりやすい原因をかかえてしまっている事の裏付けになるようなデータでした。
結論
座位と立位では、どっちかっていうと座位の方が負担が大きい、でも筋肉の緊張や重心のバランスで変わる
腰痛の時なんかで、ナッケムソン先生のデータのデカい数字の行動は、痛みが出やすいので参考にしてみてください。
あとは、動けるなら動いた方が椎間板に栄養を送りやすいですよ!
そんなわけでまた次回。