腰痛についての知識

腰痛になったら、あっためる?冷やす?(後編)

どうも、神保です。

昨夜の晩御飯のオカズはパっとしない味でして、ご飯が進みませんでしたが、オカズに中濃ソースをかけたらご飯が止まらなくなりました。

中濃ソースすごい、ダンボールも美味しく食えそう。

 

さて、前回は腰痛を温めるケースを書いてみましたが、今回は冷やす事がどんな治療効果があるか書いていきます。

 

冷やすというかアイシングですね、高校球児も投手が投げた後アイシングをしています、炎症を抑える効果が期待できます。

このアイシングは2000年位から日本でも一般的になってきました、基本的に時間は15~20分、休憩挟んで数回おこなう。

 

痛みがある選手が、運動の前にアイシングして準備体操などから開始するという特殊な使い方もある。

腰痛も、筋挫傷や捻挫などの急性のモノに効果あるので、ぜひアイシングして欲しい。

 

ここでざっくりとアイシングの効果を書きますと。

良い点 筋・関節の痛みを感じにくくする(閾値の上昇)、筋の緊張がゆるむ(筋紡錘の活動低下)、老廃物(発痛物質・乳酸など)を排出しやすい。

→ねんざや打撲や骨折はアイシングで楽になる。

悪い点 筋・神経の部分的な活動低下、末端の血行障害の人は向かない(糖尿・レイノー症・知覚神経鈍麻の人は冷やすと末端がやられる)

→すぐ動きたい人はやんない、指とか血行の悪い人はやっちゃダメ指取れる。

良いことばかりでないので、状況にあわせて上手に使って頂きたい。

 

冷やす→温める(常温に戻る)時に血管が開くので血流が一気に回復する、その作用でカラダの奥では温まるという現象が起きる。

風呂⇔水風呂のコンボですね、ライターのヨッピーさんが大好きな奴です。

 

そんなステキなアイシングですが、やり方はいろいろあります、これまたざっくり書いていきますと。

①保冷剤 → マイナス行くんでタオル等で包んで使おう、10分位が目安。

②氷嚢(ひょうのう) → 袋に氷と水入れて空気抜いて使う、イチバン使いやすい、オススメ。0℃の氷なら水入れなくても使えたりする。

③アイスバケツ → バケツに大量の氷と水をin、その中に冷やしたい場所をin、ワイルドな方法で手や足なんかはオススメ。

④アイスカップ → 紙コップに水入れといて凍らして作る、氷を当てて動かして使ってく、途中紙コップを破りながら使う。

➄濡れタオル → タオル濡らして当てる、無いよりはマシ、熱感は取れるかな、風邪の時オススメ。

⑥流水 → 氷無い時の代用、外傷時なんかオススメ。

⑦冷えピ〇 → 冷感なんで冷えません、缶ビールに冷え〇タ貼って冷えないでしょ?

⑧コールドスプレー → 冷やしたい場所にスプレーする、表面は冷やせるが深部はムリ。

⑨アイシング専用の筒状の器具 → 接骨院なんかによくある、金属を氷で冷やして効果的に患部を冷却できる、高価。

⑩湿布 → メントールでスーっとする感じはある、冷えない。濡らす冷やすとかしてたら熱はいくらか取れる事はある。

 

0℃の氷や氷水を使うと効果的にアイシングできる、なぜならば0℃の氷が0℃の水になる時のエネルギーがデカいため最大効率なのだ。

0℃の氷は専用の製氷機で作るか、氷を水で洗ったり漬けたりして作ったりする。

個人で使うなら①~⑥かな、特に氷嚢は一家に一つはあった方がいいです、いろいろ使える。

 

結論

急性期の腰痛にはアイシングをしよう、氷嚢など0℃の氷を使い15分目安で冷やそう、できれば休憩いれて数回。

慢性期は温めよう、もしくは温泉、急性期はアイシングで冷やせ、冷えピタはダメよ、湿布はノーコメント。

 

温める冷やすだけでも大いに治療効果が期待できます、ぜひご活用ください。