どうも、神保です。
同僚が剣術をやっていて、身体操作をみせてくれたのですが興味深い動きでした。
日本刀を携帯して日常を送る侍が、カカトから動く動作をしていたら現代では考えられない動きもできたんじゃないか、と思いました。
さて、今回は腰痛の原因がわからない問題をクローズアップしてみたいと思います。
今回は内容の都合上、結論は結論にあります。
日本の多くの医師の見解やネットなどで『腰痛の85%は原因不明』との意見が多数をしめております。
ここで注目したいのが、現代日本で多くの医師が疾患を判断するのは何によるか、です。
ご存知の方も多いですが、『画像』や血液などの『検査結果』で判断します。
たまに心音や肺の音を聴いてくれたり舌をみてくれたりお腹を触診したり、まれに脈をみてくれたりします。
ここ数年は、患者の方を向かずにパソコンへ問診を入力し、診断し薬剤を処方してくれる医師が多いですね。
触診や動作してもらうなどは、時間がないから出来ないです。
一方、柔整師やはりきゅう師、整体師はレントゲンやCT、MRIなどは医師にお願いしないとみられないので、疾患を判断するのは触診やテスト法、神経反射や知覚検査、問診、脈診など触る事と聞くこと、皮膚の色、においなどです。
人間の五感はすごいもので、くりかえし訓練することで精度を上げることができます。
両足の筋肉の緊張などもさわって違いがわかったり、皮膚の下の骨を触り脱臼した部分を判断しはめこむとか、つぼの正確な位置を指の感覚だけでとらえる方は柔整師、しんきゅう師、あんまマッサージ指圧師などの資格者でしたら普通にいます。
一般の方では、それをするのはむずかしいでしょう。
画像でなく血液検査でなく判断するので、腰痛などの疾患の異常を見つけられる方も少なくないです。
どっちが優劣だとかでなく、判断方法がちがう、という事です。
画像ではわからなくても血液検査にでなくても、筋肉の緊張が異常だとか、関節が動かない逆に動きすぎるなど異常はありますし判断は可能です。
ヘルニアとは、ざっくり説明しますと、おもに腰椎のクッション材が飛び出して神経・血管を押し付けて炎症がおこったものを言います。
画像で飛び出すのはわかります、派手に炎症をおこしているケースもわかります。
画像で飛び出しています、でも神経の炎症はないです、神経の圧迫されている場所の上の腰(神経の圧迫の影響がない部位と思ってくれい)が痛いです。
となると『原因不明』になります、「ヘルニア」で通す方もいます。
自分らは触診や問診して、どこが痛いのか、どうしたら痛いのか、いつから痛いのか、しつこく聴きます。
その上で特定の動作で痛みを再現させる『テスト法』を行い、原因を限定します。
限定したら、あとはそこに有効な施術をするだけです。
ですが、すべて痛みをとり治癒までもっていけるケースばかりではありません。
自分の数十年施術してきた中では、骨が潰れていて動かせないケースや、骨にガンなどがあるケースなど施術が出来なかったり、手術でないと無理なケースが約4%いらっしゃいました。
その時は病院に連絡を入れて、紹介状を書きました。
治せないのに治せる、と告げるのはルール違反だと思っています。
来ていただいた以上は、その方にとって良い提案をしてあげるのが務めだと思っているので、治せなかったら治せる所を紹介します。
原因不明も、確認の手順を増やせば明らかになるんじゃね?
注射や手術以外の治療方法も認めた方がよくない?
などと僭越ながら思うわけです。
いろいろ書きましたが、いろんな所に行って、自分に合う所をみつけましょうー!
ではまた。