腰痛についての知識

腰痛になったらまず何したらいい?


どうも、柔整師・鍼灸師の神保です。

 

今回は腰痛ブログらしい題材です。

 

そもそも、すごい腰痛になったらまずどうするか?
腰痛に対抗する最重要ポイント、でもあります。

 

知識を凝縮して書いたので、ぜひ最後まで読んで参考にして欲しいです。

 

もくじ

腰痛になったら、一番初めに何をする?
腰痛対策、次の一手は?
腰痛時に避ける事
まとめ

腰痛になったら、一番初めに何をする?


マッサージ?ストレッチ?体操?湿布?飲み薬?
それとも冷やす?温める?

いろいろありますが。
正解は『何もしないで痛くない体勢で休む』です。
これをしないで、痛くても動いちゃう人、とっても多い。

 

 

いろんな腰痛のなり始めは炎症がおきてます、炎症の場所が特定できればそこを冷やす事も考えますが、痛みの場所の動きをカバーしている筋肉まで冷やして痛みを悪化させることもあります。

 

だから、まずは休みましょう、休ませて痛みを緩和させるのが第一。
できれば横向きに寝たい、仕事中とかで寝られない場合は、最悪立って壁に寄り掛かって休むのもアリ。

 

たいがいの腰痛は、30分も休むと多少痛みがおさまります。

 

 

腰痛対策、次の一手は?


次は『固定』です。

 

仙腸関節に問題があったら仙腸関節を、腰の筋肉に問題があったら腰の筋肉を固定します。
サラシでもサポーターでも腰痛ベルトでも、手近なものをつかって欲しいです。

 

この固定は治療家にやってもらった方がおすすめ。
痛い場所と固定する場所が同じとは限らないので、少々やっかいです。

 

ざっくりですが、骨盤狙いか筋肉狙いで固定しましょう。

痛みが減って動きやすくなればOK。

 

 

骨盤狙いなら、腰骨の出っ張りの下、お尻のすぐ上をベルト等で固定しましょう。

筋肉狙いなら、腰骨の出っ張りを中心に固定しましょう。

 

腰の筋肉の動きが制限されて、痛い所が動かなくて済むので楽です。

 

この固定、大体の人は腰痛ベルトか骨盤ベルトを使っているんですが、ゆるく巻いている人がほとんどでしたね。
でも、それじゃ効きづらいんで、けっこうキツめに締めてください、格段に違うはず。

 

安静と固定をやって三日もすれば、キツさはあるけど、とりあえず峠は越せます。
あとは、骨格を矯正してあげたり、かばってガチガチになった筋肉をほぐすとか伸ばすとかしてあげると数段楽になります。

 

あとは好き好きで湿布(パップ剤・テープ剤)を使っても。

 

みんな大好き湿布薬ですが、これには冷やす効果もなおす効果も無いです。
痛み止め成分が入っていたり、メントールが入っていてスーッとしたりします。
皮膚に張り付くので、神経の受容器に影響して痛み刺激の伝達を分散させたりします。

 

なおしはしませんが、痛みを緩和させてくれるようなものが入っているので、好みに合わせて使っていただければOK。

 

注意点としては、日光に反応して皮膚に後が残る湿布がある、という事。

その特徴は「銀色の袋」に入っていて「肌色」で「薄手」のもの。
病院」でよくもらえる湿布です。

使っている最中もそうだし、はがして2週間しても成分が肌に残っているうちは日光に当たったらダメです。
人によっては、はっていない場所も日光に当たるとアザのようになります。

これはそう簡単に『消えない』ので、本当の本当に要注意です。

 

腰痛時に避けること


■腰痛時、お風呂は入らないように。
お風呂はダメですがシャワーなら大丈夫です。

 

お風呂で腰を曲げる体勢や、炎症を温める行為が痛みを増します。
さっぱりしたけど風呂から出られない…という笑えない状況になりがちです。

 

■あと、やわらかいソファなどに座ることもやめましょう。
腰を支えている筋肉が疲労困憊なのに、さらに痛めます。

 

腰痛になったら、立っているか寝ているかの体勢がいい。
座る、車の運転、洗顔、靴下やズボンをはく動作、は危険行為だ。

 

 

まとめ


いろいろありますが、腰痛の応急処置の順番としては『休む』ことが大切で、次に『固定』が必要です。

 

カイロや整体の技術で、骨格由来の腰痛は瞬時に取り去るのは可能ですが、筋肉のダメージは取れません。
筋肉の挫傷をなおすのは時間が必要です。

 

腰痛で痛いからかばって変な姿勢をしていると「アナトミートレイン」のバランスを崩すので、さらに腰痛が危険な事になりかねない。

 

だから…
まず休む、コレが大事。

ではまた。