腰痛対策

介護するときの腰痛についての対処法

どうも、神保です。

 

最近、某囚人筋トレの本を読みました。

カンタン過ぎないか?と思いつつも実行したら2日間ヘロヘロになりました。

興味深いので、行きつくところまでやってみようと思います。

 

さて、今回は介護で『共通して故障する場所』の手っ取り早い対処法を書いていきます。

 

自分の経験からですが、治療院で働いていて、常連さんに多くいた職業で『介護職』の方が多くいらっしゃいました。

お宅へ訪問して介護する方や「介護保険施設」(老人ホームなど介護が必要な方がいる場所と思ってくださいな)で働く方などです。

要支援度や要介護度のレベルで、介護保険施設で働く方の負担はおおきく変わってきます。

自分の常連さんで、介護保険施設で働いていたNさんがいまして、よく腰や殿筋回りの施術をしていました。

「人手不足」なので割り振りが多くなったり、腰痛などで欠勤する方が増えると「夜勤」も増えるようで。

そんな仕事が続いた後、Nさんは来院されて自分の施術を受けていました。

 

Nさん以外にも介護職の方は来院していました。

興味深いのは、多少の差はありましたが『同じ場所の痛み』を訴えていました。

状況が違えば故障する部位も変わってくるでしょうが、それでも共通してきまって故障する場所がありました。

 

『腸腰筋』『多裂筋』『殿筋』『梨状筋』『腰方形筋』『広背筋』です。

 

炎症を起こしている時もあれば、長い事使っているため筋膜が癒着している時もありました。

『トランス』や『お風呂介助』の動作が介護者のカラダに負荷をかけてしまうようです。

 

長期的な対策としては『筋力強化』が正道です。

短期的には『痛み対策』『日常動作や介助動作ができる』のが大事ですね。

手っ取り早い対策法を書きます。

 

『痛み対策』

★痛み止めを使う

鎮痛薬でも麻酔注射でもいいです、痛みをブロックさせる事をしましょう。

ずっと痛みがあると、さらに痛みを感じやすくなるので、一度リセットするのは良い手段です。

介護保険施設で働いているなら医師と契約してるはずなんで、その先生に注射打ってもらうのが手っ取り早いです。

さもなければコンビニや薬局で鎮痛薬を買いましょう。

 

★筋膜の緊張や癒着をほぐす

おしりや腰の下の方やビキニラインの筋膜が緊張したり癒着しやすいです、そこをやっつけます。

テニスボールでもドアノブでも何でもいいので、イタ気持ちいい強さで満足するまでグリグリしましょう。

細かく書くとキリがないので、まずはそれで。

 

『日常動作や介助動作ができる』

★固定する

腰回りの筋肉や関節を補助してください。

コルセットタイプのベルト骨盤タイプのベルトの2つがありますが、つけて楽な方を使ってください。

仕事時は『ギッチギチ』にしめる、その他は『動きがラクになる程度にしめてください。

骨盤の仙腸関節・腰仙関節がヤラれるか、多裂筋・広背筋・腰方形筋がヤラれるケースが多いので、そいつらの補強を狙います。

 

★体幹ラインをキープする

しゃがむ時や介助する時に『頭~腰のライン』を真っすぐキープしていてください、その体勢は腰痛出にくいです。

ちょっとの角度、20度前屈するのもダメです、真っすぐキープです。

 

★皮膚に効かすテーピングを貼る

腰の痛みが出てる『キネシオテープ』『引っ張らないで』貼ります。

すると、皮膚の下にうまく隙間ができて痛み物質を処理しやすくしたり、痛みを感じにくくできます。

テーピングって本来固定するものですが、伸縮性のあるテープだからこそできる方法もあります。

 

中期的・長期的だと逆効果なものもありますが、短期的には対処できます。

『今日明日動けないとヤバいんだよ!』という方は活用していただければ、と思います。