腰痛対策

【ヘルニア対策】つらいヘルニアの腰痛対策ストレッチ体操を書く【保存版】

どうも、神保です。

 

先日、ヘルニア持ちの新規患者Aさんの腰痛を施術して、帰り際に腰痛体操を指導したんですね。
その時にAさんから

『腰痛体操は病院でも習って、半年やったけど効果なかったよ』

と、言われました。

 

病院だから、とか整体師だから、とか関係なく、『腰痛ごとに適した体操』をしっかりやれば確実に回復できます。
試しに「習った腰痛体操」をしてもらったら、Aさんの腰痛には効果の低いものでした。

 

そんなわけで今回は、ヘルニアで痛い時の対策の腰痛体操を教えます。

 

もくじ

・膝を左右に倒す【対ヘルニア】
・膝を抱えて背骨と骨盤の所を伸ばす【対ヘルニア】
・ヘルニアで痛い時、筋トレはとりあえず後回し

 

膝を左右に倒す【対ヘルニア】

ヘルニア由来の腰痛だと、まずは痛みを何とかしないと話にならない。
神経や血管の圧迫、血流の悪化、など痛みの原因が山盛り。

痛みをかばい固まった筋肉や、丸ごと1グループ単位でこわばった筋膜を伸ばそう。

 

①膝を立ててあおむけに寝る

②左右片方づつ倒していく

上半身はキープして膝を倒す。
両膝がつかなければ開いたままでもOK。

30秒ほどキモチイイ範囲で伸ばして欲しい。
手で軽く引っ張って、おしり回りを伸ばしてもいい。

反対側の膝もやっていく。
両方1回づつでもいいが、気持ち良ければ2~3回やってもいい。

 

このストレッチ体操をする事で『腸腰筋』『殿筋』『腸脛靭帯』が伸ばせるし、アナトミートレインの背中からおしりの部分の筋膜も伸ばせる。

さらに、腰椎の位置のズレがある人は「コキン」と腰椎で音が鳴る時もある。
若干の矯正の効果も期待できる。

 

膝を抱えて背骨と骨盤の所を伸ばす【対ヘルニア】

次は膝を抱えていく。

①さっきと同じように膝を立ててあおむけになる。

②膝を抱える

これも痛くない範囲でやろう。
イタキモチイイ体勢で30秒以上キープ。

 

これが効果のある理由だが、膝倒しと同じく、筋肉や関節の負担がへる。

ハムストリングが伸びるし、多裂筋も伸びる。
腰仙関節や腰椎後部の関節にスキマができるから、神経・血管の圧迫が減り、痛みが楽になる。

もし、痛くて出来ないなら『ヤンキー座りで前屈』でもいい。
体勢が違うが、同じ事をしている。

 

ヘルニアで痛い時、筋トレはとりあえず後回し

ヘルニアで痛い時は、神経・血管が圧迫されて部分的に酸欠になっている。

 

「酸欠」と書くとわかりづらいので、いくつか例を書く。

①ずっと正座してると足先が痛くなる→膝窩動脈が圧迫されて膝から先が酸欠になってる。
②輪ゴムで指をぐるぐる巻き→指先の血行不良(酸欠)→紫色になる(痛い)
③水中で息をしないで潜水→脳が酸欠

坐骨神経が痛みやすい人は、椅子に座っていて太ももの付け根が当たっていると強烈に痛い。
それは神経・血管を同時に圧迫されているから。

あたる部分の筋肉が薄くて圧迫されたりするので、ゆくゆくは筋トレして筋肉を増やしたい。
が、血行不良のうちは筋肉が回復しづらいので、痛みが減ってきて血行が回復してきてからの方がいい。

 

 

 

まとめ

①立膝から横に倒して伸ばす
②膝をかかえてキープ
③ヘルニアの症状、楽になる
※まずは1か月、できれば3か月は毎日続けて欲しい
※個人差はどうしてもあります

 

骨格の軽度のゆがみなら整体で手早くなおせるが、血管・神経の圧迫があると時間がかかる。

まずは体操でヘルニアの痛みを減らしていこう。
つらい腰痛から決別したいあなたへ向けて書きました。