どうも、神保です。
ヘルニア対策記事続編です。
まず、前回の記事のまとめを3行で書きます。
・ヘルニア=飛び出すの意
・神経を圧迫し炎症がおきて痛み痺れが出現
・炎症無くなれば症状出ず
要するに、怪我とか外力でなく自分の日常の姿勢が結構な原因だったりします。
前回の結論は、
椅子に座って机につっぷすとヘルニアになんぞ!
、ってことです。
だから座って机で寝ないで!床でダンボールひいて寝る方がマシだよ!
目次
・腰椎がズレると、こんなにもデメリットがある
そもそも背骨はどんな力に強くて、どんな力に弱いのか
背骨は、垂直な力には相当頑丈だけど、髄核を前後左右に押し潰す方向の力には弱く、飛び出してしまいます。
背骨(脊椎)には強力な靭帯がくっついていて、前には飛び出しにくくなっています。
横と後ろは弱く、飛び出しやすくなっております。
座って後ろにそっくり返ると髄核は前方に飛び出たいですが、靭帯にガードされて出られません。
しかし、座って机につっぷして寝ると髄核は後方に飛び出ます。
後方はガードが緩い、ヘルニアし神経血管を圧迫しまして症状が出現します。
ヘルニアはヘルニアしてる所の炎症が無くなれば症状がおさまり、ヘルニアしている原因が無くなれば治った、と言っていいでしょう。
飛び出すだけでなく、飛び出た部分が圧迫し炎症を起こすのが原因。
これ、ポイント。
日常生活の不良姿勢は、単にヘルニアの原因だけでなく体のいろんな箇所に悪影響をおよぼします。
腰椎がズレると、こんなにもデメリットがある
腰痛の原因の1つとして腰椎(腰の骨)の位置の悪化も原因になりますが、ざっと思い付くだけでも結構あります。
②腸腰筋、腸腰筋の短縮→腰椎を引っ張り反り腰になる、まれにフラットバックになる
③股関節まわりの梨状筋、中殿筋の短縮→仙腸関節のズレから腰椎ズレる
④大腿2頭筋の短縮→腸骨がpi(後下方変位、後ろに縦回転)にズレて腰椎も
⑤広背筋の短縮→腸骨がas(前上方変位、前に縦回転)し腰椎ズレ
と、腰椎の位置をずらす原因だけで、ざっくり思い付くものだけでもこんだけあります。
例えて言うと、ジェンガってあるでしょう、木のパーツを下から抜いていって上に積むゲーム。
左から抜いて右が崩れそうになったら右側の上にパーツを乗せると安定するから積みますね?
ゲームが進んでくるといびつな形でもなんとかバランスを取ってます。
それと同じことが人体でも起きています。
そのズレやゆがみも放置して時間が経つほど、アンバランスなりにバランスを取ろうとして、体がどんどん歪んできます。
なるべく早くバランス悪化の原因を取り除いて、元の正常なバランスに戻したいところです。
腰痛の原因はズレ以外にもあるので、治療者がしっかり分類分けしていて、各治療法を修得していないと治せません。
腰痛の原因は他にも靭帯や筋肉や内科的疾患や経穴経絡のバランスの崩れなども考えられます。
治療家として見てきたケースで多かったのは、デスクワークでの腰痛と運動で腸腰筋やハムストリングス(大腿二頭筋)が強くなりすぎて起こるケースの2つが多かったですね。
あとは、弱い多裂筋が臀部や背部のバランスを取るのに疲れてしまい、バランス崩して痛むケースもあったなぁ。
使わなすぎと使いすぎ、どっちも異常をきたすのは興味深い、何事もほどほどが一番良いというのは体にも当てはまるようです。
まとめ
適度に歩いたり運動して筋力と関節の柔軟性を保つのが腰痛予防に一番いい。
何事もやりすぎ、やらなさすぎには注意しましょう。
※実は、ジェンガのパーツって大きさがほんのちょっとづつ違っていて、細い方太い方とあります。
知ってるあなたはスゴイ。
抜きやすい部分、抜きにくい部分とありますんで、今度遊ぶときにぜひ見てください。