腰痛対策

反り腰も腰痛の原因に。反り腰の知識と対策法。

鍼灸接骨院で初診の腰痛の方を迎えると、姿勢が悪かったり骨の位置が悪かったりしています。

ものすごい数の施術をしているもんですから、外見だけでパターン化できてしまうので、
ずれている骨の位置や使いすぎの筋肉とか見てわかるようになりました。

 

そこまで行くと、いろんな方向から腰痛施術ができるのですが、自分自身で治したい方向けの方針のブログですから、シンプルにご説明いたします。

 

くりかえし腰痛になる人は、腰椎や骨盤の関節位置がズレている事が多いです。

「フラットバック」や「脊椎分離症」「左右脚長差」「反り腰」など。

 

とくに女性は腰回りのズレとして「反り腰」が非っっっ常に多い。

逆にいうと、反り腰の対策をすれば、女性の腰痛はあらかた防げてしまう。

 

今回は、そんな「反り腰」に注目してみよう。

 

柔整師・鍼灸師の神保さんが今回も書いて行きます。

 

※ちなみに、反り腰をウィキで見てみても、イマイチわかりやすいのが無かったので、必要な情報と思いまして記載しようと思いました。

 

反り腰ってどんな状態?

反り腰とは、通常の姿勢よりも腰椎の前弯が強くなっている事です。

 

腰の骨は5つあり、1つのグループを作ってます。
腰の骨はゆるやかに前にカーブ(前弯)して、上半身の重さを受け止め、バランスよく重心を使えるようにしています。

腰の骨のグループが『真っすぐ』だと、上半身の重さなどがガツンと骨盤に乗っかってツラいです。

 

腰の骨のグループが『すごく反ってる』と、骨盤の関節やお尻の筋肉や腸脛靭帯にすんごく負担が来ます。
身長をはかる時に壁とか柱に背中つけますね。その時腰にグーが入っちゃったら反り腰。

 

この『すごく反ってる』状態が『反り腰』です。
実はめっちゃ筋肉や体幹が強いと問題ないですが、鍛えていない人が反り腰だとヤバイ。

 

どっちにしてもツラいし負担がくるので避けたい所。

反り腰を予防・改善するにはどうする?

反り腰は鍛えるか、逆に運動不足だとなります。

鍛えて反り腰になる方は割愛。

 

運動不足の方は、腸腰筋(腸骨筋・大腰筋)太ももの前面(大腿四頭筋)固くなりちぢむと反り腰になります。

◆運動しない・走らない。
◆長時間のデスクワークで腸腰筋を退化させている。
◆普段ヒールを履いて、大腿四頭筋を退化させている。

 

上の3つがよくあるパターンです。

 

なので、対策としては、腸腰筋と大腿四頭筋を何とかします。

まずは柔軟性向上、つぎに姿勢を維持できるように筋トレします。

>>ストレッチについてはコチラ

>>筋トレについてはコチラ

>>反り腰対策のエクササイズはコチラ

 

まとめ

パソコンが普及することで、ますますデスクワークの時間が増えました。
デスクワークが増えたことで、腸腰筋などカラダの多くの場所に影響が出るようになりました。

人間はまずカラダを使うべきです。
普段から運動・柔軟・筋トレをする習慣があれば、反り腰をはじめ、色々な不調と無縁の生活を送れます。

 

反り腰については、腸腰筋と大腿四頭筋を柔軟にし、筋力を強化しつつ、腰の骨の位置を調整していけば解消できます。

物事には、かならず原因・理由があります。
ちゃんと対策をとれば、改善できるので、面倒がらずに日ごろの運動を行う事をすすめます。