2018/3/29更新
どうも、神保です。
夏が終わる前にかき氷を食べてきました。
昔からの甘味処で食べまして、さっぱりして美味しく、勢い余って豆大福とイチゴ大福を買ってきちゃいました、やりすぎた。
さて、今回は器具というか『鍼(はり)』について書いていきます。
もともとは古代中国で発生した治療法で、日本では遣隋使・遣唐使によって輸入されました。
当初の鍼治療は中国式のやりかたで、そのままブスッとさしてました。
17世紀初めごろに、杉山さんが偶然にも管を使うはりを考案し以降、日本では管にはりを入れて使う管鍼法※が発達しました。
中国鍼と比べて格段に痛みが少ないので、はり治療を受けるハードルが下がったのが恩恵でございます。
(※鍼管法ではないが、自分も鍼管法と言っちゃってる、はり問屋さんも言ってる所あるし)
はりの太さは0.14~0.18mmが主流かな。
ちなみに、髪の毛の太さは0.14mm位、細めの注射針だと0.65mm、んで『中国鍼』は0.28mm辺りを多用します。
このはり、使用法がたくさんあるんですが、すげぇ大雑把に2つに分けますと。
筋肉・靭帯などの物理系に効かせるか、気など経絡経穴のエネルギーの調整などの目に見えない系に効かすかに分かれます。
腰痛は、どっちでもイケてしまうという良くわからない事になっています。
物理系だと、炎症を起こしている場所はアイシングや固定をし、かばって凝り固まった筋肉や、炎症を起こした部位の過剰な血流を散らせる場所に鍼を打ちます。
見えない系で狙うと、腰回りの経絡のバランスを取るため手の甲に打ったり足首や膝裏やおしりや太もも裏に打ったりします。
他に腕の脈を診てバランスを取るため、脈の様子を確認してから自分が怪しい経穴経絡のバランスをとる鍼を打ったりします。
あとごく最近、昭和初期に赤羽さんが『皮内鍼』を開発しました。
短い鍼をさして、シールで固定してしばらくつけっぱなしにしておくモノです。
現在、色んなバリエーションがありまして、「パイオネックス」なんて有名どころは聞いたことがある方も多いんじゃないかと。
筋肉の緊張を防ぎやすくしますし、経穴に使っておけば脈や体内エネルギーのバランスも取りやすくします。
子供の運動会に参加する親御さんや長距離走や人力飛行機などに素晴らしい活躍をしそうな鍼です、自分で使う分には免許いらないので筋肉がつりそうな方はAmazonでポチってもいいんじゃないかと。
(※筋肉のつりなんかに漢方薬の「芍薬甘草湯」も効きます、つったら飲む!実は一部の腰痛にも効果アリ)
他に刺さない鍼もあります、『小児鍼』と言いまして、銀杏型やローラー型の金属製のモノで、経穴や経絡をなぞったりさすったりします。
自分はコレで夜尿症の子供を5人ほどなおした事があります、知識がある人間が使えばアホみたいに効くんですよ、シンプルなのに。
仙骨まわりを刺激する事が多かったかな?やはり脈を診てから使います。
一般の方でも買えますが、プロ向けかな?
夜尿症のケアとして親御さんにやり方を教えましたが、ティースプーンで代用してもらいましたね。
と、いろいろ書いて見ましたが。
結論
鍼(はり)は腰痛に効く、しかし使う人の技量による。
はりは万能の治療法ではありません、しかし、多くの事に対応できる治療法なので上手に利用して頂きたい。
鍼灸院に行って、「○○で悩んでいるんですけど~」と言ってみると案外対応できるモノもあるので、相談してみるといいですよ!